バリアフリーリノベーションですべき工事と費用相場|施工事例をもとに注意点、補助金など詳しく解説

バリアフリーリノベーションは国から一部補助金が出るなど、近年、注目されているリノベーションのひとつです。
高齢になると、自宅でのケガや事故がもとで歩行や日常生活が困難になるケースもあるため、なるべく早く住宅の安全性と快適性を高めることが重要です。
ただし、バリアフリーリノベーションは工事内容や範囲によって費用が大きく異なるため、事前に工事内容や相場、注意点を正しく理解しておくことが重要です。
本記事では、栃木市や周辺エリアで豊富な施工実績を持つ『とちぎリフォーム』が、バリアフリーリノベーションで行うべき工事内容や費用相場をわかりやすく解説します。
実際の施工事例や検討時の注意点、利用できる補助金についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
栃木市近隣でバリアフリーリノベーションをご検討中の方は、『とちぎリフォーム』までお気軽にご相談ください。
Contents
バリアフリーリノベーションの重要性|高齢者の多くが自宅でケガをしている

近年バリアフリーリノベーションが注目されている背景には、住まいの中で高齢者の事故が多発している実態があります。
事実、「平成30年版高齢社会白書」では、65歳以上の事故のうち77.1%が住宅内で発生しており、居室や階段での事故が多い傾向が示されています。
また国民生活センターの調査でも、高齢者の家庭内事故のうち、約3割が骨折や頭蓋骨内損傷など、長期治療を要する症状であることが判明しているため、対策が欠かせません。
高齢者は年齢とともに筋力や感覚が低下するため、住み慣れた自宅でも小さな段差や滑りが大きなリスクになり得ます。
こうした事故を未然に防ぐには、住まいの危険要素を減らすバリアフリーリノベーションが有効です。
〈参照〉内閣府「平成30年版高齢社会白書(全体版)>4 生活環境」
〈参照〉独立行政法人 国民生活センター「医療機関ネットワーク事業情報からみた高齢者の家庭内事故」
バリアフリーリノベーションの工事場所と費用相場

バリアフリーリノベーションは、工事内容によって費用が大きく異なるため、場所ごとの相場感を把握しておくことが重要です。
ここでは、バリアフリーリノベーションの費用相場を工事内容や場所ごとに解説します。
- 手すりを設置|約5万円程度
- 部屋や玄関の段差解消|約3万円程度
- 床を滑りにくい素材に変更|10万円程度
- ドアの変更|約5万円程度
- 浴槽やトイレなど水回りの改修|50万~200万円程度
- 脱衣所・洗面所のリノベーション|20万~50万円程度
- キッチン設備のバリアフリー化|50万円程度
- 間取り全体の変更|500万~2,000万円程度
なお、以下で紹介する費用は一般的な目安であり、住宅の規模や老朽度合い、使用する素材や設備、工事範囲によって金額は大きく変わります。
手すりを設置|約5万円程度
手すり設置の費用相場は、全体で約5万円程度が相場です。
手すり本体の価格は長さや種類によって異なりますが、1本あたりおおむね5,000円前後から選べます。
施工費はバリアフリーリノベーションの中では比較的抑えやすく、1か所あたり工事費込みで1万円台後半が一般的です。
ただし、玄関やトイレ、浴室など複数箇所に設置するケースが多いため、合計では3万~5万円程度を想定しておくと安心です。
また、廊下などで設置距離が長くなる場合や階段への設置は、本体価格や施工費用が高まり、最大で20万円程度かかることもあります。
部屋や玄関の段差解消|約3万円程度
部屋や玄関の段差解消にかかる費用は、小規模な工事であれば2万~3万円程度が目安です。
ただし、段差の解消は施工範囲や使用する床材によって大きく変動するため、注意が必要です。
例えば、洗面所と浴室の間など限られた範囲の段差を解消するケースでは、床の解体・下地調整・仕上げまで含めて約2万~3万円で対応できるケースが多く見られます。
一方、リビングと和室の間など施工範囲が広くなる場合は、床全体を張り替える必要があり、高額になる可能性が高いです。
床を滑りにくい素材に変更|10万円程度
床を滑りにくい素材へ変更する場合の費用は、工事費込みで10万円前後を想定しておくと安心です。
このリノベーションは、転倒事故を防ぐことを目的としたバリアフリー対策のひとつで、水に触れる機会が多い場所で効果を発揮します。
具体的には、洗面所や脱衣所、キッチンなどは、優先的に対策を検討したい箇所です。
また、一般的には既存の床を撤去して防滑性のある床材に張り替えるため、費用が高くなりやすいです。
ただし、簡易的な滑り止めシートを施工するなど費用を押さえる方法もあるため、住まいの状況や予算に応じて、適した方法を選んでください。
ドアの変更|約5万円程度
ドアの変更にかかる費用は、ドアの付け替えのみなど比較的シンプルなケースであれば約5万円程度が目安です。
一方、枠の加工や周辺工事が必要になる場合は、工事費込みで10万~15万円程度を見込んでおく必要があります。
場合によっては工事費がかさみやすいリノベーションですが、対応しておくことで開閉時の負担が少なくなり、高齢者であってもスムーズな出入りが可能です。
また、トイレや居室、廊下に面したドアを引き戸にすることで、車椅子や歩行補助具を使用している場合でも利用しやすくなります。
浴槽やトイレなど水回りの改修|50万~200万円程度
浴槽やトイレなど水回りのバリアフリーリノベーション費用は、工事内容によって幅があり、50万~200万円程度が一般的です。
設備の交換を中心とした部分的な改修であれば50万円前後から対応できるケースがあります。
しかし、ユニットバスの入れ替えや配管工事、トイレの拡張などを伴う場合は、100万~200万円程度と高額になる可能性があります。
こうした水回りをリノベーションすることで、浴室の高さを抑えたり、補助手すりを設置したりして高齢者でも利用しやすいお風呂やトイレを実現可能です。
さらに、介助が必要になった場合でも動作しやすい空間を確保できるため、現在の不便さだけでなく、将来の身体状況を見据えたリノベーションとしても有効です。
〈関連ページ〉バリアフリーな浴槽にするためのまたぎの高さ|安心して入浴できるリフォーム方法と費用
脱衣所・洗面所のリノベーション|20万~50万円程度
脱衣所や洗面所のバリアフリーリノベーション費用は、工事内容が比較的コンパクトな場合で20万円前後、設備交換や暖房機器の設置まで含めると50万円程度かかります。
脱衣所の主な工事には、床の段差解消や滑りにくい床材への変更、洗面台の高さ調整、収納配置の見直しなどがあります。
これらのリノベーションを行うことで、立ち座りや移動時の負担を軽減可能です。
また、脱衣所や洗面所は浴室との温度差が生じやすく、ヒートショックへの対策も重要です。
断熱性の向上や暖房設備の設置を行うことで、冬場に暖かい浴室から寒い脱衣所へ移動した際の血圧変動を抑え、体調不良の予防につながります。
安全性と快適性の両方を高めるためにも、脱衣所・洗面所のリノベーションは浴室改修とあわせて検討するのがおすすめです。
キッチン設備のバリアフリー化|50万円程度
キッチンのバリアフリーリノベーション費用は、部分的な設備交換であれば50万円前後で可能です。
例えば、IHクッキングヒーターへの変更や、立ち座りの負担を軽減するためのレイアウト調整などが、この価格帯で検討できます。
キッチンは火を扱う場所であるため、バリアフリーの視点だけでなく、火災予防の観点からも安全性を高めることが重要です。
加齢に伴って注意力や判断力が低下すると、コンロの消し忘れや衣服への引火といったリスクが高まりやすく、設備面での対策が欠かせません。
現在の使いづらさだけでなく、将来の安全性や調理時の動作を見据え、必要な工事範囲を整理したうえで計画することが大切です。
間取り全体の変更|500万~2,000万円程度
間取り全体を見直すバリアフリーリノベーションの費用は、工事規模が大きくなるため500万~2,000万円程度が目安となります。
例えば、廊下幅の拡張や生活動線の再設計などを家全体に対して行う場合は、構造部分に手を加えることも多く、500万円以上かかるケースが一般的です。
また、建物の築年数や構造、耐震補強の有無によっては、1,000万円を超える大規模工事になることもあります。
間取り全体の変更は費用が高額になる分、住まい全体のバリアフリー化できる点がメリットです。
廊下や水回りを広くして車椅子利用をしやすくしたり、人の行き交いをスムーズにしたりして、介助する側・される側の双方にとって使いやすい住環境を整えられます。
『とちぎリフォーム』ではバリアフリーを前提とした最適なリノベーション計画についても相談できますので、お気軽にお問い合わせください。
バリアフリーリノベーションの施工事例

バリアフリーリノベーションは、住まいの条件や暮らし方によって必要な工事内容が異なるため、施工事例を確認することで具体的な完成イメージを持ちやすくなります。
ここでは、とちぎリフォームが手がけた実際の施工事例をもとに、工事のポイントや工夫を紹介します。
- トイレ・水回りを広くした施工事例
- 玄関に階段スロープを設置した施工事例
- バリアフリーを見据えて段差を解消した施工事例
- 広々とした洗面台を設置した施工事例
- すべりにくくゆったり利用できるお風呂場の施工事例
トイレ・水回りを広くした施工事例


こちらの施工事例では、トイレや水回りの空間を広く確保することで、将来的に車椅子を使用する場合でも無理なく利用できる設計が採用されています。
通路幅や内部スペースに余裕を持たせることで、方向転換や介助動作がしやすく、日常の動線にストレスが生じにくい点が大きな特長です。
また、トイレ内は圧迫感を抑えたレイアウトとなっており、立ち座りの動作や移動時の安全性にも配慮されています。


見た目のデザイン性を高めつつ、身体への負担を軽減し、長く安心して使い続けられる水回り空間を実現したバリアフリーリノベーション事例です。
〈関連ページ〉ご夫婦ふたりのライフスタイルに合わせた LDK+水回りリモデル
玄関に階段スロープを設置した施工事例

2世帯で長く暮らせる住まいとして全面的なリノベーションを行った施工事例です。
まず、玄関まわりの段差対策として手すり付きの階段スロープを設置し、歩行の不安を軽減しています。
また、お風呂がもともと広すぎて寒さを感じていたとのことで、浴室のサイズをあえて小さくして空間を再構成しています。


浴室をコンパクトにすることで断熱性を高めつつ、廊下やトイレ、洗面スペースにゆとりを生み、結果として水回り全体の動きやすさと安全性が向上しました。
とくにトイレは広めの設計に変更しており、将来の介助や車椅子での利用にも対応しやすい設計になっています。
〈関連ページ〉「世代が織りなす 新しい暮らし」 ~古き良きを活かした2世帯リノベーション~
バリアフリーを見据えて段差を解消した施工事例

全面的なバリアフリーリノベーションを行った施工事例です。
もともと生活の中心が2階にあり、将来の身体状況を見据えて1階で生活を完結できるよう、住宅全体の段差や不便さを大きく改善しました。
施工では、玄関だけでなく浴室内、トイレなどすべての段差を解消し、歩行補助具や車椅子使用時でもスムーズに移動できる動線を実現しています。


部屋や浴室のドアも引き戸に改修することで、高齢者でも安心して移動が可能です。
動線を整えることで生活利便性を向上させた好例です。
〈関連ページ〉将来に備えたバリアフリーリフォーム
広々とした洗面台を設置した施工事例


限られたスペースを有効に使いながら、洗面スペースをゆったりとした空間にリノベーションした施工事例です。
築年数が経過していた木造住宅で、もともと家事動線と収納が十分でなかった洗面まわりを、広さと使い勝手の両立ができるよう設計し直しています。
この施工では、カウンタータイプの洗面化粧台を採用することで、複数人でゆったり身支度を整えやすくしており、介護時でも利用しやすい空間に仕上げています。
このように、空間の再配分と設備選びによって安全性と快適性を高めたバリアフリーリノベーションが可能です。
〈関連ページ〉これからが快適な暮しの始まり
すべりにくくゆったり利用できるお風呂場の施工事例


水回り全体のリノベーションを行い、浴室をゆったりとしたスペースに改善した施工例です。
従来の浴室よりも広めのユニットバスを採用し、入浴時の動作に余裕を持たせる設計がなされているのが特徴です。
床材も滑りにくいマット素材に変更し、手すりを設置することで転倒リスクを軽減させています。
あわせて間取り全体も段差を少なくすることで高齢者の移動も安全に行え、住みやすい空間を実現しています。
〈関連ページ〉2人の時間を大切に。夫婦の自由な暮らしのリノベーション
なお、とちぎリフォームには、今回紹介しきれなかったバリアフリーリノベーション事例が多くあるため、興味のある方はぜひ、ご覧ください。
バリアフリーリノベーションを進めるうえでの注意点

バリアフリーリノベーションは、現在の不便さを解消するだけでなく、将来の暮らしを見据えて計画することが重要です。
ここでは、バリアフリーリノベーションを進めるうえでの注意点を解説します。
- 将来を見据えて計画を立てる
- 予算と優先順位をつけて行う
- 早めに工事に着手する
- 介護職など専門家に相談するのもおすすめ
- 補助金・助成金・減税制度を押さえておく
将来を見据えて計画を立てる
バリアフリーリノベーションは、現在の不便を解消するだけでなく、将来を見据えて計画することが重要です。
具体的には、以下の点を想定したうえでリノベーションプランを考えることがおすすめです。
- 車椅子でも移動しやすい廊下
- 1階のみで完結できる生活動線の設計
- ホームエレベーター設置の検討
また、バリアフリー設計では、介護を受ける本人だけでなく、ご家族やヘルパーなど介助する側の動きやすさにも配慮する必要があります。
複数人が行き交いやすい廊下や十分な広さのあるトイレ・浴室などを採用することで、介護する側のストレスも軽減できます。
身体状況や家族構成は年月とともに変化するため、将来の変化を見据え、無理のない範囲で計画的にリノベーションを進めることが大切です。
予算と優先順位をつけて行う
バリアフリーリノベーションは、工事内容によって費用差が大きくなるため、あらかじめ予算を整理したうえで進めることが大切です。
すべてを一度に改修しようとすると負担が大きくなりやすいため、必要性の高い箇所から優先的に手を入れる方法が現実的です。
とくに階段や玄関、トイレ・浴室など、日常的に使用する頻度が高い場所は、安全性への影響も大きいため優先度が高いといえます。
現在の身体状況や生活動線を踏まえ、「今すぐ必要な工事」と「将来を見据えた工事」を分けて考えることで、無理のないリノベーション計画を立てられます。
早めに工事に着手する
バリアフリーリノベーションは、必要に迫られてから行うのではなく、余裕のある段階で検討を始めることが重要です。
実際に不便さを感じてから対応しようとすると判断が遅れ、リノベーション計画を立てている最中に転倒などの事故が起こる可能性もあります。
そうなると、十分な検討ができないまま、急いで最低限の工事だけを行わざるを得なくなるケースもあります。
足腰の衰えを感じ始めたタイミングや、同居・介護を見据えた生活環境の変化は、住まいを見直す良い機会です。
早めに計画を立てておくことで、無理のないスケジュールと予算で、将来に備えたバリアフリー化を進めやすくなります。
〈関連ページ〉60代が参考にしたいリフォーム実例|リフォームのポイントや種類、標準工期について解説
介護職など専門家に相談するのもおすすめ
バリアフリーリノベーションを検討する際は、リノベーション会社だけでなく、介護の知識を持つ専門家にも相談することが有効です。
ケアマネジャーや地域包括支援センターは、本人の身体状況や生活動線を踏まえ、実際の介護現場を想定したアドバイスを行ってくれます。
専門家に相談することで、「どこを優先して改修すべきか」「将来的にどのような設備が必要になりそうか」といった点が明確になります。
あわせて、介護保険の住宅改修制度をはじめとする支援制度についても、利用条件や手続きの流れを具体的に教えてもらうことも可能です。
介護の専門家の視点を取り入れることで、将来的に介護する側とされる側の両方が利用しやすいリノベーションをお得に行える可能性が高まります。
補助金・助成金・減税制度を押さえておく
バリアフリーリノベーションを検討する際は、活用できる補助金や助成金、減税制度を事前に確認しておくことが重要です。
これらの制度を上手に利用することで、自己負担を抑えながらリノベーションを進められる可能性があります。
ただし、多くの制度には対象となる工事内容や申請条件が細かく定められており、すべてのリノベーションに適用できるわけではありません。
また、申請期限が設けられている制度もあるため、計画段階から把握しておくことで、制度を活かした無駄のないリノベーションにつなげやすくなります。
『とちぎリフォーム』では補助金や助成金なども盛り込んだうえでの、リノベーションについても相談できますので、お気軽にお問い合わせください。
バリアフリーリノベーションに使える補助金・助成金・減税制度一覧

バリアフリーリノベーションでは、国や自治体が実施する補助金・助成金、減税制度を活用できる場合があります。
ここではバリアフリーリノベーションで使える補助金や助成金、減税制度を解説します。
- 介護保険における住宅改修|上限18万円支給
- 住宅省エネキャンペーン事業|最大100万円補助
- リフォーム促進税制|所得税と固定資産税の控除や減額
- 地方自治体独自の補助金や助成金
介護保険における住宅改修|上限18万円支給
介護保険では、要支援・要介護認定を受けている方を対象に、工事費の一部が支給されます。
具体的には、以下のような住宅改修に対して最大18万円の支給を受けられます。
- 手すりの取付け
- 段差の解消
- 滑りにくい床材への変更
- 扉の取替え
- 洋式便所への取替え
- その他住宅改修に必要な付帯工事
また、この制度を利用する場合は、原則として工事着工前に申請が必要です。
ケアマネジャーを通じて申請を進めるのが一般的なため、介護保険を活用したリノベーションを検討する際は、早めに相談しておくことが重要です。
〈参照〉厚生労働省「居宅介護住宅改修・介護予防住宅改修に係る介護保険の給付」
住宅省エネキャンペーン事業|最大100万円補助
「住宅省エネキャンペーン事業」は、国が進める住宅の省エネ化・環境性能向上を支援する制度で、新築だけでなく既存住宅のリノベーションに対しても補助金が出る仕組みです。
この制度では、省エネ性能を高める工事や断熱改修、設備の効率化といったリノベーション工事に対して、1戸あたり最大で100万円程度の補助が見込まれます。
既存の戸建て住宅に対しては、以下3つの事業を行い、それぞれに補助金が設定されています。
| 事業名 | 内容 | 補助額 |
|---|---|---|
| 先進的窓リノベ2026事業 | 高性能の断熱窓の設置に対する費用を補助 | 最大100万円/戸 |
| 給湯省エネ2026事業 | ヒートポンプ給湯器やハイブリッド給湯器など、高効率給湯器の設置費用を補助 | 最大17万円/台 |
| みらいエコ住宅2026事業 | 開口部や外壁などの断熱改修に加えて行われるバリアフリー改修等の費用を補助 | 最大100万円/戸 |
上記のとおり、主に断熱性能を高めることを目的に補助金が設定されているので、ヒートショックや熱中症への対応を行う際に利用可能です。
また、断熱性能を高める工事を行った場合は、バリアフリー改修の一部費用が補助される可能性もあります。
制度の対象となる工事内容や条件などは、住宅性能やリノベーションの組み合わせによって異なるため、事前に工務店等に確認することが大切です。
〈関連ページ〉リノベーション補助金の2026年継続が決定|対象となるのはいつから?概要や変更点を解説
〈参照〉国土交通省「1.みらいエコ住宅2026事業について」
リフォーム促進税制|所得税と固定資産税の控除や減額
バリアフリーリノベーションを含む一定のリノベーション工事では、リフォーム促進税制を利用して、所得税の控除や固定資産税の減額など税制優遇を受けられる可能性があります。
バリアフリーリノベーションによる所得税控除と減額割合は、以下のとおりです。
| 税の種類 | 内容 |
|---|---|
| 所得税 | バリアフリーリノベーションを行った場合、最大60万円を控除。(対象工事限度額200万円まで) |
| 固定資産税 | バリアフリーリノベーションを行った場合、固定資産税を1年間3分の1減額 |
上手に活用することで、税制優遇を受けつつ、バリアフリーリノベーションを行えます。
〈関連ページ〉リフォームローン減税【2025年】|制度の仕組みや対象リフォーム工事、申告方法を解説
〈参照〉国土交通省「住宅をリフォームした場合に使える減税制度について」
地方自治体独自の補助金や助成金
国の支援制度に加えて、各市区町村や都道府県が独自に用意している補助金・助成金制度も活用できます。
例えば、栃木県宇都宮市では、要支援以上に該当する高齢者がいる世帯に対して、住宅改修費用の一部を最大90万円支給する制度を実施しています。
自治体独自の制度も併用することで、より費用を押さえてバリアフリーリノベーションを実施可能です。
これらの制度は自治体によって内容や条件、申請方法が異なるため、お住まいの市区町村の公式サイトや窓口で最新情報を確認してみてください。
バリアフリーリノベーションに関するよくある質問

バリアフリーリノベーションを検討する際、「費用でどこまでできるのか」といった疑問を持つ方も多いです。
ここでは、実際によく寄せられる質問をもとに、リノベーション内容の目安や考え方を解説します。
- リノベーション費用500万円でどこまでできる?
- リノベーション費用1,000万円でどこまでできる?
リノベーション費用500万円でどこまでできる?
リノベーション費用500万円では、間取りの大幅な変更を行わない場合、1階部分全面の内装リノベーションが行える可能性が高いです。
具体的には、キッチンや浴室といった水回り設備の刷新、トイレや洗面所の改善、段差解消や手すり設置などを組み合わせた動線改善や安全性向上が図れます。
ただし、工事の範囲や採用する設備のグレード、既存住宅の状態によっては、費用がこれを上回る場合もあります。
初めてのリノベーションでは、希望する工事内容を整理し、施工会社と相談しながら見積もりを確認することが大切です。
〈関連ページ〉一階全面リフォームの費用の目安|500万・1000万でどこまでできるかを解説
リノベーション費用1,000万円でどこまでできる?
リノベーション費用が1,000万円前後ある場合は、住まい全体の内装や間取り変更を含めた大規模なリノベーションが行える可能性があります。
ただし、工事内容の範囲や建物の築年数によって、できることに差が出るため、注意が必要です。
例えば、築30年程度の一戸建て住宅であれば、水回りの交換やクロス・床の張り替えに加え、間取りの一部変更を含めたフルリノベーションが可能なケースがあります。
一方で、築40年以上の住宅では、構造部や耐震性・断熱性能の補修が必要になることが多く、外装や基礎補強まで含めると1,000万円では収まらない可能性が高いです。
築年数によってできるリノベーション内容が大きく変わるため、家の状態を確認しながら計画を進める必要があります。
〈関連ページ〉1000万円で一戸建てのフルリフォームはどこまで可能か|工事内容別の費用相場や成功させるポイントも解説
まとめ
バリアフリーリノベーションは、高齢者の住宅内事故を防ぎ、将来にわたって安心して暮らせる住まいを実現するために欠かせない取り組みです。
手すりの設置や段差解消といった部分的な工事から、水回りや間取り全体の見直しまで、目的や予算に応じてさまざまな選択肢があります。
また、介護保険や国・自治体の補助金、減税制度を上手に活用することで、費用負担を抑えながらリノベーションを進めることも可能です。
ただし、制度には条件や申請手続きがあるため、事前に内容を把握し、計画的に進めることが重要です。
バリアフリーリノベーションは「今の暮らし」だけでなく、「これからの暮らし」を見据えて考えることが成功のポイントになります。
栃木市近隣でバリアフリーリノベーションをご検討の方は、施工実績が豊富な『とちぎリフォーム』までぜひご相談ください。
住まいの状況や将来設計に合わせた、無理のないリノベーションプランをご提案いたします。