家の傾きの直し方は?工法や傾きが起こる原因、直さないことで起こるリスクを解説

家の傾きが気になるけれど、直すべきか放置していいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
家の傾きを放置すると建物だけでなく、生活にも影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
今回は栃木市や周辺市町村で多くのリノベーションをサポートしてきた『とちぎリフォーム』が、家の傾きを調べる方法や直し方、原因、家の傾きを直さないことで起こるリスクなどをわかりやすく解説します。
快適な住環境を整えるために、ぜひ最後までごらんください。
栃木市や周辺市町村でリノベーションにお悩みの方は、とちぎリフォームへお問い合わせください。
ご要望を丁寧に伺い、安全な住環境を整えるリノベーションプランを提案いたします。
Contents
家の傾きの直し方|専門家に依頼するかDIYをするかをまず検討する

家の傾きを直す方法には専門家へ依頼する方法と、自分で直すDIYがあります。
軽微な床の傾きであればDIYで対応できる場合がありますが、あくまで表面的な平滑さを取り戻すための応急処置です。
建物の構造体や地盤の傾きを個人の機材や知識だけで根本的に直すことは、極めて困難です。
家の傾きを直す作業は住宅の基礎や地盤に関わる高度な技術が必要なため、専門家へ依頼することをおすすめします。
家の傾きを直す必要があるか調べる方法

家の傾きを感じたり建具の動きが悪くなったりした場合、傾きがどの程度であるか調べることが大切です。
まずはご自身で簡易的に調べてみましょう。
簡易的に調べて異常の兆候があれば、早めに専門家へ依頼することをおすすめします。
簡易的に自分で調べる
家の傾きを感じた場合、まずは現状を把握することが大切です。
以下のように道具を活用し、セルフチェックを行うことができます。
- ビー玉・ボール:床の上にビー玉やボールを置き、特定の方向に転がるか確認する
- スマートフォンのアプリ:スマートフォンの水準器アプリを使用して、簡易的な傾斜角を測定する
- 下げ振り:紐の先端に重りを付けたものを天井から吊るし、壁との隙間が上下で変化していないかを確認する
専門家に依頼する
家の傾きを正確に測定し根本的な直し方を検討するためには、専門家による精密な診断が必要です。
自己診断で異常を感じた場合や中古住宅の購入・売却を検討している場合は、専門家に依頼することをおすすめします。
専門家による調査結果に基づき、傾きが許容範囲内であるか、あるいは早急な修繕が必要なレベルであるかを判断しましょう。
こちらの記事で家の傾きが3センチ以上になった場合の対処法について確認できます。
〈関連ページ〉家の傾きが3センチ以上の場合は対処が必要|家の傾きの原因や放置するリスク、対処法を解説
家の傾きの直し方|原因や状況に合わせて選択する4つの工法

家の傾きを根本から解決するためには、傾きの原因や地盤・建物の状況に適した工法を選択することが大切です。
家の傾きの直し方には、以下の4つの工法があります。
- 耐圧板工法
- 土台上げ工法
- 薬液注入工法
- アンダーピニング工法
耐圧板工法
耐圧板工法は建物の下に耐圧板を設置し、沈下した部分を持ち上げて傾きを調整する工法です。
耐圧板とは建物の荷重を分散させるためのコンクリート製の板を指します。
耐圧板工法は広い面積で建物を支えるため、地盤が弱い場合でも安定性を確保しやすいことが特徴です。
土台上げ工法
土台上げ工法は基礎はそのままで、基礎と土台の間から建物のみを水平に戻す工法です。
地盤沈下が収束していて建物の骨組みだけを修正したい場合に、有効な手段となります。
建物の構造を確認しながら作業を行うため、木造住宅で採用されるケースが多くあります。
薬液注入工法
薬液注入工法は地盤に凝固剤などの薬剤を注入し、化学反応による膨張力を利用して家を持ち上げる工法です。
工期が比較的短く、周囲への影響を抑えながら施工できる点が特徴です。
家の周囲を大きく掘り返す必要がなく、狭小地でも施工することができます。
アンダーピニング工法
アンダーピニング工法は強固な地盤まで鋼管杭を打ち込み、建物の重さを利用して家を持ち上げる工法です。
再沈下の可能性が低く、傾きが大きい場合や地盤沈下が進行している場合に選択されます。
重量のある建物に適した工法であり、他の工法に比べて費用が高額になる傾向があります。
栃木市や周辺市町村で家の傾きにお悩みの方は、とちぎリフォームへお問い合わせください。
現状を丁寧に確認し、原因や状況に合わせたリノベーションプランを提案いたします。
家の傾きが起こる原因

家の傾きを適切に直すためには、傾きが発生した根本的な原因を特定する必要があります。
家の傾きが起こる主な原因は、以下のとおりです。
- 地盤沈下
- 施工不良
- シロアリ被害
- 地震などの自然災害
- 経年劣化
地盤沈下
地盤沈下は家を支える地面が重みに耐えられず沈み込んでしまう現象です。
田畑だった場所を埋め立てた土地や、平坦に作り変えた造成地などで発生しやすい傾向にあります。
地盤の強度が場所によって異なる不同沈下が起こると、家が一定の方向に傾く原因になります。
施工不良
建築時の工事が適切に行われていない場合、時間の経過とともに家が傾く可能性があります。
基礎工事の不備や、地盤調査の結果に基づいた適切な地盤改良が行われていないケースなどが該当します。
施工不良が疑われる場合は専門家に調査を依頼し、施工会社への保証請求を検討するのがおすすめです。
シロアリ被害
シロアリが柱や土台などの構造材を食害することで家の強度が低下し、重みを支えきれずに傾きが生じることがあります。
湿気の多い床下や防蟻処理が切れている住宅は、注意が必要です。
シロアリ被害による傾きは地盤ではなく建物構造の問題であるため、部材の交換や補強を優先した直し方を選択する必要があります。
地震などの自然災害
地震の揺れによる衝撃や、地震に伴う液状化現象によって家が傾く場合があります。
液状化現象は水分を多く含んだ地盤が地震の振動で液体状になることで発生し、建物が沈み込んだり傾いたりする要因になります。
地震後に建具の立て付けが悪くなった場合は構造体に歪みが生じている可能性があるため、早めに調査することがおすすめです。
経年劣化
長年住み続けることによる部材の消耗も、家が傾く原因の一つです。
屋根からの雨漏りによって構造材が腐食したり湿気で基礎が弱くなったりすることで、建物の水平が保てなくなる場合があります。
定期的なメンテナンスを行うことで、経年劣化による大規模な傾きを防ぎやすくなります。
家の傾きを直すことは必要なのか|直さないことで起こるリスク

家の傾きを放置することは建物だけでなく、生活にも影響を及ぼす可能性があります。
家の傾きを直さないことで起こるリスクは、以下のとおりです。
- 快適性の低下
- 建具の開閉の不具合
- 建物のひび割れ
- 隙間の発生
- 倒壊リスク
- 資産価値の低下
- 住宅ローンや保険への影響
快適性の低下
家の傾きが一定の数値を超えると、床の傾斜が原因で歩行時や日常動作で違和感を覚える場合があります。
違和感を覚える状態が続くと動きに配慮が必要になり、快適性が低下しやすくなります。
住環境の快適性を保つためにも、必要に応じて対処することが大切です。
建具の開閉の不具合
家が傾くことで柱や鴨居が歪み、建具の立て付けが悪くなります。
小さな不具合でも毎日のことであれば、生活の満足度に影響します。
ドアや引き戸が重くなったり最後まで閉まりきらなくなったりする場合、歪みが発生している可能性が高いです。
建物のひび割れ
構造体に過度な負担がかかると、外壁や基礎にひび割れが生じます。
最初は小さなひび割れであっても家が傾き続けることで亀裂が広がり、建物の耐久性が低下する要因になります。
外壁のひび割れを発見した際は表面の補修だけでなく、家の傾きも含めて根本的な原因を調査しましょう。
隙間の発生
建物が歪むことで壁や床、窓まわりに不自然な隙間が生じるようになります。
隙間が発生すると断熱性能が低下するだけでなく、雨水が建物内部へ浸入するリスクも高まります。
雨水が浸入すると、内壁の塗装が剥がれるなど建物の劣化に繋がるため注意が必要です。
隙間を確認した場合、早めの対処がおすすめです。
こちらの記事で内壁の塗装の剥がれについて確認できます。
〈関連ページ〉内壁の塗装がパリパリ剥がれる原因|剥がれを放置するリスク、補修する方法、費用を解説
倒壊リスク
大きな傾きがある家は耐震性能が低下している可能性が高いです。
耐震性能が低下している場合、地震が発生した際に本来の強度を発揮できず、建物が倒壊するリスクがあります。
ご家族の安全を守るためにも、耐震補強を兼ねた対策が必要です。
資産価値の低下
家の傾きは不動産としての資産価値を下げる可能性があります。
中古住宅として売却する際、建物の傾きがある物件は買い手が付きにくく、値下げを求められることが多いです。
将来的な住み替えを想定している場合、物件の信頼性を維持しておくことが大切です。
住宅ローンや保険への影響
建物の傾き具合によっては住宅ローン借り換え時の担保評価の低下や、売却時のオーバーローンのリスクがあります。
火災保険の引受条件や補償内容に影響する可能性もあります。
住宅ローンや保険へ影響を及ぼす前に、適切な対策を取りましょう。
こちらの記事で住宅ローン控除を受けられないケースについて確認できます。
〈関連ページ〉中古住宅で住宅ローン控除を受けられないケース|2026年以降の内容はいつ決まる?税制改正から予想
家の傾きの直し方に関するQ&A

最後に、家の傾きの直し方にお悩みの方から、とちぎリフォームでよくいただくご質問、それに関する回答を紹介します。
家の傾きを直す費用はどれくらいですか
家の傾きを直す費用は選択する工法や建物の大きさ、傾きの程度によって大きく異なります。
土台上げ工法のような簡易的な調整であれば比較的費用を抑えやすく、100万円程度で対処できることもあります。
アンダーピニング工法は200万円から1,000万円程度まで工法や建物の規模によって異なるため、余裕をもたせた資金計画が必要です。
金額はあくまで目安であり、地盤調査の結果や施工面積によって変動します。
正確な金額を把握するためには複数の会社から見積もりを取得し、比較検討することをおすすめします。
家の傾きを専門家に直してもらう場合はどこに依頼すればいいですか
複数の会社に相談し、調査内容や提案工法、説明の分かりやすさを比較したうえで納得できる依頼先を選びましょう。
依頼先には、以下のような選択肢があります。
- 家の傾き直しの専門会社:家の傾きに関する豊富な施工実績がある
- ハウスメーカーや工務店:家を建てた会社であれば建物の構造を熟知している
- リノベーション会社:家の傾きと併せてその他の修繕も依頼可能
栃木市や周辺市町村で家の傾きの直し方にお悩みの方は、とちぎリフォームへお問い合わせください。
現状を丁寧に確認し、家の傾き方に合わせた最適なリノベーションプランを提案いたします。
まとめ
家の傾きを調べる方法や直し方、原因、家の傾きを直さないことで起こるリスクなどを紹介してきました。
家の傾きを直すには高度な技術が必要であり、傾きの原因や現在の状況に適した工法で施工することが大切です。
今回紹介した情報を、住環境を整えて安心・安全に暮らすための参考にしていただけると幸いです。