20畳の増築にかかる費用とは|3畳・10畳との比較や費用を抑えるポイントも解説 - とちぎリフォーム
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20畳の増築にかかる費用とは|3畳・10畳との比較や費用を抑えるポイントも解説

20畳の増築にかかる費用とは|3畳・10畳との比較や費用を抑えるポイントも解説

20畳の増築費用は、約900万円〜約1,500万円が相場です。

LDKの拡張や二世帯同居に備えた居室づくりなど、20畳はさまざまな用途に対応できる広さです。

ただし、増築費用は工事内容や建物の構造によって大きく異なるため、正確な金額を把握するためには、相場の確認が欠かせません。

この記事では、リフォーム・リノベーション専門店『とちぎリフォーム』が、20畳の増築費用の相場に加え、3畳・10畳との費用比較や、コストを抑えるためのポイントについてもわかりやすく解説します。

増築費用の相場を構造別に解説|3畳〜20畳までの広さ別比較

20畳の増築にかかる費用相場

増築を検討する際の費用は、建物の構造(木造・鉄筋コンクリートなど)や増築面積、工事内容によって大きく異なります。

構造ごとの費用目安を面積別に紹介します。

木造住宅に増築する場合の費用目安

木造住宅は比較的増築しやすく、費用も抑えやすい傾向があります。

以下は、木造住宅における一般的な費用の目安です。

増築面積の目安費用の目安
3畳約150万円〜約250万円
6畳約300万円〜約450万円
10畳約500万円〜約700万円
15畳約700万円〜約1,000万円
20畳約900万円〜約1,200万円

※上記はあくまでも目安です。使用する建材や仕上げのグレード、断熱性能、水回りの有無によって金額は変動します。

鉄筋コンクリート(RC)住宅に増築する場合の費用目安

鉄筋コンクリート造(RC造)は耐久性に優れていますが、構造上の制約や工事の難易度が高く、木造と比較すると費用は高めになります。

増築面積の目安費用の目安
3畳約200万円〜約350万円
6畳約400万円〜約600万円
10畳約600万円〜約850万円
15畳約900万円〜約1,200万円
20畳約1,100万円〜約1,500万円

※RC造では鉄筋の補強や型枠・コンクリート打設などが必要となり、工程や材料費が増える分、総額も上がります。

一階全面のリフォーム費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

〈関連ページ〉一階全面リフォームの費用の目安|500万・1000万でどこまでできるかを解説

「離れ」を増築する場合の費用目安

離れを増築する場合は、基礎工事や屋根の設置、配管・電気系統の新設が必要となるため、費用は高くなる傾向があります。

増築面積の目安木造鉄骨造プレハブ造
6畳約200万円〜約300万円約300万円〜約500万円約150万円〜約250万円
10畳約270万円〜約500万円約450万円〜約650万円約250万円〜約330万円
15畳約450万円〜約700万円約600万円〜約900万円約300万円〜約500万円
20畳約600万円〜約900万円約800万円〜約1100万円約450万円〜約660万円

離れの場合、法的に「増築」ではなく「新築扱い」となるケースもあるため、事前に確認が必要です。

栃木県で増築リフォームを検討中の方は、とちぎリフォームへお問い合わせください。

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20畳の増築時に発生する工事以外の費用

20畳の増築時に発生する工事以外の費用

20畳の増築を計画する際には、見積書に記載される本体工事費以外にも以下の注意すべき費用があります。

  • 建築確認申請費用
  • 建物表題変更登記(増築登記)にかかる費用

建築確認申請費用

建築確認申請とは、住宅の新築や増築、一定規模以上の改修を行う際に、その計画が建築基準法などの関係法令に適合しているかを、あらかじめ審査機関に確認してもらう手続きです。

増築の場合も、床面積が10㎡(約6畳)を超える場合は、原則として建築確認申請が必要となり、工事着手前に手続きを済ませておく必要があります。

申請にかかる費用は、床面積の合計や建物用途、審査機関や自治体の基準によって異なります。

たとえば栃木県で申請する場合は、以下の費用が目安です。

  • 建築物の床面積が30㎡以下:9,000円
  • 建築物の床面積が30㎡〜100㎡以下:16,000円
  • 建築物の床面積が100㎡〜200㎡以下:28,000円

<参照>栃木県ウェブサイト:確認申請等手数料について

申請は基本的に建築士や設計事務所を通じて行うため、確認申請手数料のほかに設計・申請業務の報酬(設計図作成・構造計算など)が発生します。

建物表題変更登記(増築登記)にかかる費用

増築工事を行った場合は、完了後に「建物表題変更登記(増築登記)」の手続きを行う必要があります。

この登記により、増築によって変化した建物の床面積や構造、用途などを登記簿と一致させることが求められます。

申請は通常、国家資格を持つ土地家屋調査士が代行し、登記内容や地域により費用は異なりますが、相場は8万〜10万円程度です。

また、建物表題変更登記は、増築完了後1か月以内に申請することが法律で義務付けられているため、注意が必要です。

申請が遅れると過料の対象になる場合もあるため、工事完了と同時期に調査士と連携し、スムーズに進める準備をしておきましょう。

栃木県で増築リフォームを検討中の方は、とちぎリフォームへお問い合わせください。

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20畳の増築費用を抑えるためのポイント

増築費用を抑えるためのポイント

増築費用は、選ぶ仕様や工事内容によって大きく変わるのが特徴です。

増築費用を抑えるためのポイントは以下のとおりです。

  • 建物の構造や配管ルートを活かす
  • 相見積もりをとる
  • 補助金・減税制度の活用

建物の構造や配管ルートを活かす

増築工事では、既存の建物の構造や設備ラインを活かすことで、工事コストを抑えることが可能です。

たとえば、木造住宅では構造的に増築しやすい位置を選ぶことで、補強工事を最小限に抑えられる場合があります。

水回りを含む増築を検討している場合は、既存の配管ルートや電気配線に近い場所を選ぶことで、新設工事の手間と費用を軽減できます。

相見積もりをとる

増築工事は、施工会社によって費用の提示額が大きく異なることがあります。

1社の見積もりだけで判断せず、必ず複数社から相見積もりをとることが、費用を抑える上で有効な手段です。

同じ20畳の増築でも、提案内容や仕様、諸経費の計上方法によって数十万円の差が出ることも珍しくありません。

相見積もりを通じて以下のメリットも得られます。

  • 過剰な仕様提案がないかを比較できる
  • 見積書の内訳の透明性がわかる
  • 担当者の対応や説明の丁寧さが比較できる

相見積もりを依頼する際は、要望内容や建築条件をできるだけ同一に伝えることが大切です。

補助金・減税制度の活用

増築にあたっては、条件を満たせば国や自治体が実施する補助金や税制優遇の対象になる場合があります。

代表的な制度としては、以下のものがあります。

  • 住宅省エネ2025キャンペーン
  • とちぎ材の家づくり支援事業
  • 介護保険法にもとづく住宅改修費の支給
  • 住宅ローン減税 など

補助金や減税制度には支給額の上限や適用条件があり、すべてのケースで同じ金額が受け取れるわけではありません。

補助金の対象条件や受付状況は自治体や年度によって異なるため、早めに確認・相談しておきましょう。

<参考>
住宅省エネ2025キャンペーン
栃木県ウェブサイト:個人住宅向け支援制度について

栃木県の増築で活用できる補助金については、こちらの記事でも確認できます。

〈関連ページ〉栃木県の住宅リフォーム補助金一覧|対象工事や宇都宮市など主要市の内容も紹介

〈関連ページ〉鹿沼市の住宅リフォームに活用できる補助金・助成金・減税制度|市・県・国への申請方法など簡単解説

施工事例紹介

施工事例紹介

ここでは、増築リフォームの工事を行った実例をご紹介します。

増築とリノベーションで5人が暮らす家へ

増築とリノベーションで5人が暮らす家へ|施工事例

〈関連ページ〉間取り変更で快適に暮らす家にリノベーション

離れて暮らしていた息子さんが、結婚を機に家を出た娘さんに代わってお母様と同居される際の増築事例です。

奥様とお子様2人、そして愛犬も一緒に暮らすことになり、家族5人と1匹の生活に対応できるよう、増築と間取り変更を組み合わせたリノベーションを行いました。

増築とリノベーションで5人が暮らす家へ|施工事例 リビング

〈関連ページ〉間取り変更で快適に暮らす家にリノベーション

既存の和室とリビングをつなげて広々としたダイニングキッチンにし、カウンターや造作家具には、日常的に使いやすい収納アイデアが随所に盛り込まれています。

蔵を活かしたカフェとネイルサロン併設の店舗づくり

蔵を活かしたカフェとネイルサロン併設の店舗づくり|施工事例 外観

〈関連ページ〉Veg Café

カフェとネイルサロンを併設したお店を開きたい」とお施主様のご希望で、既存の蔵の趣ある外観や構造を活かしながら、内装を全面的に改修し、ネイルサロン部分については、建物の背面に増築した事例です。

蔵を活かしたカフェとネイルサロン併設の店舗づくり|施工事例 内装

〈関連ページ〉Veg Café

限られた敷地を有効活用し、動線や採光にも配慮したレイアウトを実現しています。

古さを活かしながら、機能性と使い勝手を兼ね備えた、唯一無二の店舗空間が完成しました。

とちぎリフォームには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。

〈リノベーションの施工事例〉

20畳の増築費用に関するよくある質問

20畳の増築費用に関するよくある質問

最後に、20畳の増築リフォームを検討中の方から、とちぎリフォームでよくいただくご質問と、その回答を紹介します。

20畳の増築にはどれくらいの期間がかかりますか?

建物の構造や工事の内容にもよりますが、20畳(約33㎡)の増築工事には1〜3カ月程度が目安です。

基礎工事・構造補強・内装仕上げなどの工程を含み、水回りの設置や構造補強が多い場合は、工期が延びる場合があります。

住みながらでも増築工事は可能ですか?

一般的には、住みながらの工事も可能です。

ただし、以下の注意点があります。

  • 騒音・振動があるため、日中の生活に影響が出る可能性がある
  • 工事エリアによっては一時的に水道や電気の利用制限がある
  • リビングや寝室の増築など、生活空間の中心が工事対象になる場合は仮住まいを検討することもある

生活動線や工程の調整次第で快適性を保つこともできるため、事前に施工業者と十分に相談しましょう。

増築すると固定資産税は増えますか?

原則として、増築により固定資産税は増加します。

固定資産税は建物の床面積や構造、使用用途に基づいて算出されるため、居住スペースや水回り設備などを増築すれば、その分評価額が上がります。

ただし、省エネ性能の高い住宅や長期優良住宅など、一部の増築内容によっては減税措置の対象となる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

増築できない家はありますか?

以下のケースでは、増築ができない、または制限される可能性があります。

  • 建ぺい率・容積率が既に上限に達している
  • 既存建物の構造が増築に対応していない
  • 自治体の定めたルール・条例で制限のある物件

増築の計画を始める前に、必ず建築士やリフォーム会社に敷地や建物の条件を調査してもらいましょう。

栃木県で増築をご検討中の方は、豊富な実績を持つ「とちぎリフォーム」へお気軽にご相談ください。

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まとめ

20畳の増築費用は、建物の構造や工事の内容によって費用は大きく変動するため、事前に相場や補助金制度を把握し、複数社からの見積もりを比較することが大切です。

増築は長期的な住まいの満足度に関わるため、信頼できる業者を選ぶことも重要なポイントです。

今回の内容が、増築を検討している方の参考になれば幸いです。