佐野市では、住宅リフォームを支援するための補助金・助成金制度が複数用意されています。

国の支援策や税制優遇と組み合わせることで、費用を抑えながら快適で高性能な住まいを実現することが可能です。

本記事では、2025年時点で利用できる制度の内容や申請時のポイント、活用メリットをわかりやすく解説します。

栃木県で対象とする工事を記事の中で紹介する事例が気になった方は、とちぎリフォームまでお気軽にご相談ください。

〈関連ページ〉佐野市のリフォーム、2つの施工事例を紹介│リフォームするメリットや施工会社の選び方も解説

佐野市でリフォームに使える補助金

佐野市では、住宅の省エネ化や耐震化、バリアフリー化を支援する複数の補助制度が整備されています。

用途に応じて賢く活用しましょう。

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス化支援補助金

佐野市では、ZEH住宅（新築のみ）や省エネ設備の導入（既存住宅含む）に対して補助金を交付する「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス化支援補助金」を実施中です（予算残約60％ ※令和7年5月時点）。

【補助対象と金額】

事業内容	補助金額（上限）
ZEH新築・購入	一律40万円
太陽光発電	1kWあたり1万円（上限9万円）
蓄電池	1kWhあたり2万円（上限10万円）
高断熱窓改修	費用の1/3（上限20万円）
HEMS設置	一律1万円
EV充電設備	一律5万円

＜参照＞佐野市：佐野市ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス化支援補助金

木造住宅耐震診断士派遣制度

1981年（昭和56年）以前に建築された木造住宅を対象に、無料で耐震診断士を派遣する制度を実施しています。

【対象住宅の要件】

• 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅
• 二階建て以下の戸建て住宅
• 在来軸組工法、伝統構法、枠組壁工法で建築
• 賃貸を目的としないこと

【対象者の条件】

• 所有者または2親等以内で居住中または入居予定の方
• 市の診断を過去に受けたことがない方

＜参照＞佐野市：佐野市木造住宅耐震診断士派遣制度

木造住宅耐震改修等補助制度

耐震診断の結果に基づき、補強工事や建替えを行う住宅に対して補助金を交付しています。

事前申請が必要で、2025年度は耐震改修は受付終了、建替えは残り1件受け付けています。

【補助額】

種別	補助内容
耐震改修	費用の5分の4（上限115万円）
耐震建替え	1㎡あたり22,500円5分の4（上限100万円）

【対象住宅の条件】

• 昭和56年5月31日以前に着工された木造二階建て以下
• 耐震診断の結果に基づいた工事であること

【対象者の条件】

• 所有者または2親等以内の親族で、居住中または転居予定
• 過去に同補助金を利用していない

＜参照＞佐野市：木造住宅耐震改修費等の補助

介護サービス（居宅介護住宅改修）

要介護・要支援の認定を受けた方の自宅改修に対して、介護保険から最大20万円までの支給が受けられます。

自己負担は1〜3割です。

【主なポイント】

• 上限：20万円（支給額）※自己負担は1～3割
• 対象：保険給付の対象となるか、ケアマネジャーか介護保険課に要相談

＜参照＞佐野市：居宅介護住宅改修

水洗トイレ改造資金融資あっせん制度

くみ取り式トイレを水洗化する際に必要な費用について、市が利子を全額負担する融資制度を設けています。

最大50万円（複数世帯は75万円）まで無利子で利用可能です。

【制度のポイント】

対象工事：水洗化工事＋下水道接続工事

【対象者】

• 処理区域内の建物の所有者または同意を得た占有者
• 市税、下水道料金などを滞納していない方

【融資限度額】

• 一般住宅：最大50万円
• 複数世帯、アパート等：最大75万円
• 利子：無利子（市が負担）
• 返済：元金均等分割（月12,500円～）

＜参照＞佐野市：水洗トイレ改造資金融資あっせん制度

佐野市では、省エネ・耐震・バリアフリー化など多方面にわたる住宅リフォーム支援が充実していますが、制度ごとに条件や申請手順が異なるため、事前の確認が重要です。

制度の活用に不安がある方は、とちぎリフォームまでお気軽にご相談ください。

佐野市でリフォームに使える国の補助金、減税制度

国の補助金や減税制度を活用すれば、佐野市でのリフォーム費用を大幅に抑えることが可能です。

省エネ化、子育て支援、税制優遇など、目的に応じた制度が整備されています。

子育てグリーン住宅支援事業

「子育てグリーン住宅支援事業」は、省エネ、子育て対応、防災性向上などのリフォームに対し、最大60万円／戸の補助が受けられる国の制度です。

【補助対象の工事カテゴリ】

• 必須（2つ以上）：①開口部断熱 ②躯体断熱 ③エコ設備設置
• 任意：④子育て対応 ⑤防災 ⑥バリアフリー ⑦換気付エアコン ⑧瑕疵保険

【補助上限】

タイプ	内容	上限額
Sタイプ	必須①②③すべて実施	最大60万円／戸
Aタイプ	必須①②③のうち2つ実施	最大40万円／戸

※1申請あたり合計5万円以上の工事が必要。登録事業者経由での申請が必須です。

申請受付は2025年12月末まで（予算上限に達し次第終了）、早めの申請が安心です。

＜参照＞国土交通省・環境省：子育てグリーン住宅支援事業

先進的窓リノベ事業

「先進的窓リノベ2025事業」は、住宅の窓やドアを断熱仕様へ改修することで、最大200万円／戸の補助が受けられる国の支援制度です。

【対象工事】

• ガラス交換
• 内窓設置
• 外窓交換（カバー工法、はつり工法）
• ドア交換（同一契約内で窓工事と併せて実施）

【主な条件】

項目	内容
対象住宅	既存の戸建・集合住宅
補助額条件	合計補助額5万円以上で申請可能
補助上限	最大200万円／戸
申請期間	～2025年12月31日（予算上限に達し次第終了）
申請方法	登録事業者が代理申請し、補助金を還元

＜参照＞環境省：先進的窓リノベ2025事業

給湯省エネ事業

「給湯省エネ2025事業」は、家庭の高効率給湯器導入を支援する国の補助制度で、最大16万円／台＋加算ありの補助が受けられます。

【対象給湯器と基本補助額】

給湯器の種類	補助額
エコキュート	6万円／台
ハイブリッド給湯器	8万円／台
エネファーム	16万円／台

【加算あり】

• 性能加算：最大+7万円／台
• 撤去加算：最大+8万円／台（蓄熱暖房機等の撤去時）

＜参照＞経済産業省：給湯省エネ2025事業

リフォームに使える減税制度（所得税・固定資産税）

リフォームには、税負担を軽減できる制度が複数あります。

対象となる工事や条件を満たせば、費用負担を大きく抑えることが可能です。

制度名	概要・条件	減税内容
①住宅ローン減税（増改築）	10年以上のローンを組んでバリアフリーや耐震、省エネ等の増改築を行うと対象に。	所得税から最大で10年間、控除が受けられる。
②投資型減税（リフォーム促進税制・所得税）	要件を満たす工事の実施と確定申告で、工事費用の一定割合について税額控除を受けられる。	工事費用の一定割合（例：10%など）が所得税から控除。
③固定資産税の減額	耐震や省エネ、バリアフリー改修などを行い、所定の証明を提出することで固定資産税を減額する。	工事の翌年度に限り、固定資産税が最大2/3軽減される。

＜参照＞国土交通省：リフォーム促進税制（所得税・固定資産税）について

住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税措置

父母や祖父母など直系尊属から住宅取得やリフォームの資金を贈与された場合、最大1,000万円まで贈与税が非課税になる制度です（令和8年12月31日まで有効）。

【非課税限度額】

住宅の区分	非課税限度額
省エネ等住宅	最大1,000万円
上記以外の住宅	最大500万円

＜参照＞国税庁：直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税

佐野市でのリフォームは、国の補助金や税制優遇を活用することで、自己負担を軽減しながら高性能な住宅改修が可能になります。

制度ごとに申請条件や対象工事が異なるため、事前にしっかりと内容を確認し、計画的に進めることが大切です。

補助金活用や申請のサポートは、とちぎリフォームにお任せください。

補助金を使ってリフォームするメリットとは？

紹介した様々な補助制度ですが、利用することでどういったメリットがあるのか再確認しましょう。

• 自己負担を軽減しつつ高性能なリフォームを受けられる
• リフォーム後は光熱費など継続的にかかる費用を抑えられる
• 資産価値の向上や売却時の評価の高まりを期待できる

補助金を活用することで、断熱性や省エネ性の高い設備を導入しても、自己負担が軽く済み性能の高いリフォームが実現しやすくなります。

特に省エネ改修は、冷暖房効率が向上し光熱費の削減にも効果的です。

また、住宅性能が向上することで、将来的な資産価値の維持や売却時の査定額アップも期待できます。

確実に補助金を利用する「3つのポイント」

適切なタイミングや方法で申請しなければ、各種補助金は交付されません。

いずれの制度にも共通する補助金利用のポイントをご紹介しますので参考にしてください。

• リフォーム業者への相談時に補助金利用を打診する
• 余裕をもったスケジュールでリフォーム工事を検討する
• 複数の補助金を利用する場合は併用の可否に注意

補助金を確実に活用するには、早い段階で補助金対応実績のあるリフォーム業者に相談し、制度の利用可否や必要書類について確認することが重要です。

また、事前申請が必要な制度が多いため、工事着工までのスケジュールにも余裕を持ちましょう。

加えて、複数の補助制度を組み合わせる際は、併用不可の組み合わせもあるため注意が必要です。

まとめ│佐野市での補助金を利用するリフォームはとちぎリフォームへ

佐野市では、省エネ化、耐震、バリアフリー化など幅広いリフォームに対して、市独自の補助金や国の支援制度を活用できます。

制度を上手に使えば、自己負担を抑えながら快適性、安全性、資産価値の向上が実現可能です。

ただし、申請には条件や期限があるため、早めの準備と正確な手続きが必要です。

補助金の活用や申請のご相談は、とちぎリフォームまでお気軽にお問い合わせください。