和室のリビングをおしゃれにする方法|古く見える原因やリフォームのポイントを解説

和室のリビングは、子育てやくつろぎなど、暮らしの中で多目的に活用しやすい空間です。
一方で、「実家っぽく見える」「古臭い印象になってしまう」と、リフォームに踏み切れない方も少なくありません。
和室のリビングをおしゃれに見せるには、畳やデザイン、レイアウトを今の暮らしに合わせて見直すことが大切です。
今回は多くのご家族のリノベーションをサポートしてきた『とちぎリフォーム』が、和室のリビングが古く見える原因や、おしゃれに見せるリフォームのポイントを解説します。
「和室のリビングをおしゃれにまとめたい」とお悩みの方は、とちぎリフォームへお問い合わせください。
Contents
和室のリビングが古く見える原因

和室のリビングに対して、「昔っぽい」「実家感がある」と感じる方も多いと思います。
ただし、和室そのものが古いのではなく、色味や照明、家具の組み合わせによって古い印象になっていることも少なくありません。
たとえば、以下のような要素が重なると、和室のリビングが古く見えやすくなります。
- 経年で色あせた畳や、緑色の縁あり畳が空間から浮いている
- 柱・建具・家具の色味に統一感がない
- 昔ながらの照明や蛍光灯の白い光を使っている
- 背の高い家具によって圧迫感が出ている
- 収納不足によって生活感が目立ち、雑然と見える
一つひとつは小さな要素ですが、重なることで「古い和室」という印象を強めてしまいます。
古さを感じると「洋室にしようか」と考える方もいますが、「和室をなくす」のではなく、空間全体のバランスを見直すことが大切です。
和室を洋室へリノベーションした事例について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
〈関連ページ〉和室リノベーションをして洋室にした実例5選|費用やメリット・デメリットを解説
和室のリビングをおしゃれに見せるリフォームのポイント

和室のリビングをおしゃれに見せるには、畳だけを変更するのではなく、リビング全体の色味や素材感、照明とのバランスを考えることが重要です。
ここでは、和の落ち着きを残しながら、今の暮らしに調和する空間に仕上げるためのポイントを7つ紹介します。
- 畳の色や種類を見直す
- 木目や色味を空間全体で統一する
- 背の低い家具で空間を広く見せる
- 照明計画で落ち着いた雰囲気をつくる
- 壁・天井・建具を変更して古さを抑える
- 間取りを見直して暮らしに合う空間にする
- 収納を工夫して生活感を抑える
畳の色や種類を見直す
和室のリビングの印象を最も左右するのが畳です。
緑色の縁あり畳は和室らしさが強く出るため、モダンな印象に仕上げたい場合は畳そのものを見直すと効果的です。
縁のない「縁なし畳」や、正方形に敷き詰める「琉球畳」を取り入れ、すっきりとした印象に仕上げるケースもあります。
畳の色も、従来の緑系だけでなく、グレージュやベージュ系などを選べるため、空間の雰囲気に合わせたコーディネートが可能です。
木目や色味を空間全体で統一する
和室だけ浮いて見える場合は、空間全体の色味に統一感がないケースが考えられます。
畳・フローリング・建具・家具の木目や色味をそろえることで、空間全体に統一感が生まれます。
とくに、床材や建具の色味を近づけると、和室のリビングとダイニング・キッチンとのつながりが生まれ、空間全体に統一感を出しやすくなります。
背の低い家具で空間を広く見せる
背の高い家具が並んでいると、和室のリビングは圧迫感が出て狭く感じられます。
畳に座って過ごすことの多い和室では、視線の高さに合った家具選びが重要です。
ソファやテレビボード、収納などを背の低い家具でそろえると、家具の上部に空間が生まれ、視線が抜けるため、天井までを広く感じられます。
リビングそのものを広げるリフォームについては、以下の記事で費用や方法を詳しく解説しています。
〈関連ページ〉リノベーションでリビングを広げる方法|費用相場や注意点、事例を紹介
照明計画で落ち着いた雰囲気をつくる
和室のリビングでは、照明によって空間の印象が大きく変わります。
天井をすっきり見せたい場合は、埋め込み型のダウンライトもおすすめです。
さらに、壁や天井に光を当てる間接照明を取り入れると、陰影のある落ち着いた空間になります。
光の色は、白い昼光色ではなく、温かみのある電球色でそろえると、和の雰囲気と調和したくつろげる空間に仕上がります。
壁・天井・建具を変更して古さを抑える
柱が見える「真壁」づくりは和室らしい仕様ですが、柱や梁が露出することで和の伝統的な印象が強まり、人によっては古さを感じる場合があります。
リフォームでは、柱を隠す「大壁」へ変更するのもひとつの方法です。
壁面がフラットになることで、和の雰囲気を残しながらも、古さを感じにくい空間に仕上げやすくなります。
あわせて、壁や天井のクロスを明るい色味やモダンな質感のものに張り替えると、空間全体の印象が新しくなります。
古い色味の建具が残っている場合は、引き戸や扉の交換も効果的です。
間取りを見直して暮らしに合う空間にする
和室のリビングでも、壁や襖で空間が細かく仕切られていると、暗く古い印象につながる場合があります。
その際には、間取りを見直し、ダイニングやキッチンとのつながりを高めることで、和室のリビングを今の暮らしに合った空間へ整えやすくなります。
たとえば、リビングとダイニングを仕切る壁や襖を引き戸に変更すると、開けたときに一体的に使えるため、開放感のある空間づくりが可能です。
また、和室の広さや配置を見直すことも有効です。
ご家族の過ごし方に合わせて畳の範囲を調整することで、くつろぎやすさと使いやすさの両立を図れます。
和室のリビングをダイニングやキッチンとなじませる方法については、以下の記事も参考にしてください。
〈関連ページ〉【かっこいい空間に】和室とリビングを一体化した事例やメリット・デメリット、費用目安を紹介
収納を工夫して生活感を抑える
おしゃれに仕上げた和室のリビングも、物が出ていると生活感が強まり、雑然とした印象になります。
すっきりとした空間を保つには、収納計画が欠かせません。
古さが目立ちやすい押入れは、可動棚やクローゼットに改修すると使い勝手が向上します。
扉付きの収納で「見せない収納」を増やせば、生活感を抑えられます。
和室のリビングのメリット

和室のリビングの魅力は、見た目の落ち着きだけではありません。
暮らしやすさの面でも、以下のメリットがあります。
- リラックスしやすい空間をつくりやすい
- 子育てスペースとして活用しやすい
- 多目的に使いやすい
リラックスしやすい空間をつくりやすい
畳の柔らかな肌触りや、い草や和紙などの自然素材ならではの質感は、フローリング中心の空間にはない落ち着きをもたらします。
床に直接座ったり寝転んだりできることで、ソファに座るのとは異なるリラックス感が得られます。
また、い草には調湿性があるとされており、空間に自然な風合いを取り入れやすい点も特徴です。
和の建具や木目と組み合わせれば、視覚的にも穏やかで心地よい空間に仕上がります。
子育てスペースとして活用しやすい
畳敷きのリビングは、小さなお子さまがいるご家庭にとって使いやすい空間です。
畳はフローリングに比べて柔らかさを感じやすく、ハイハイや転倒時の衝撃を和らげやすい床材です。
ご家族が過ごすリビングがそのまま遊び場やお昼寝スペースになるため、家事をしながらお子さまを見守りやすくなります。
床に座って一緒に遊んだり、添い寝をしたりと、親子の時間を過ごしやすい空間でもあります。
多目的に使いやすい
和室のリビングは、ご家族のさまざまな過ごし方に対応しやすい空間です。
畳の上では「座る」「寝転ぶ」「正座する」といった動作が自然に行えるため、ソファ中心のリビングよりも過ごし方の幅が広がります。
ふだんはくつろぎの場として、来客時にはもてなしの空間として、時間帯やシーンに合わせて使い分けられるのも魅力です。
和室のリビングで後悔しやすいポイント

魅力の多い和室のリビングですが、リフォーム後に「思っていたのと違った」と感じないためには、あらかじめ知っておきたい点もあります。
ここでは、和室のリビングで後悔しやすい主なポイントを紹介します。
畳のメンテナンスや掃除に手間がかかる
畳はフローリングと異なり、定期的なメンテナンスが欠かせません。
直射日光が当たる場所では日焼けや色あせが起こりやすく、年数が経つと表面の傷みも目立ってきます。
一般的に、畳は数年ごとに「裏返し」や「表替え」を行い、さらに年数が経つと畳そのものの張り替えが必要です。
また、畳は目に沿って掃除する必要があり、フローリングと比べてやや手間がかかります。
和室のリビングを取り入れる際は、見た目だけでなく、日々のメンテナンス性も考慮することが重要です。
家具跡がつきやすい
畳はやわらかいため、ソファやテーブルなどの重い家具を置くと、跡や凹みがつきやすい点に注意が必要です。
一度ついた跡は元に戻りにくく、家具の配置を変更したときに目立つこともあります。
家具の脚に保護材やマットを敷くことで、荷重が分散され、跡がつきにくくなります。
和室のリビングに置く家具をあらかじめ想定し、配置を計画しておくことも大切です。
来客時の過ごし方に悩む場合がある
和室のリビングでは、来客時の過ごし方をあらかじめ考えておくと安心です。
床座が苦手な方や、足腰に負担を感じる高齢の来客にとっては、座椅子や座布団だけでは過ごしにくい場合があるためです。
座面のある背の低い家具を一部取り入れたり、来客用に腰掛けられるスペースを用意したりすることで、誰もが快適に過ごせる空間に仕上げやすくなります。
「古い和室をおしゃれにしたい」「ダイニングやキッチンと一体感のある空間にしたい」とお考えの方は、とちぎリフォームにご相談ください。
和の落ち着きを活かしながら、今の暮らしになじむ和モダンな空間づくりをご提案しています。
和室のリビングのレイアウト例

和室のリビングは、リビングとの距離感や段差の有無によって、使い勝手や空間の印象が変わります。
ここでは、リフォームで選びやすい代表的な3つのレイアウト例を紹介します。
- リビング全体を和室にしたレイアウト
- リビングの一部を和室にしたレイアウト
- 小上がりにするレイアウト
リビング全体を和室にしたレイアウト
リビング全体を畳敷きにして、和の雰囲気をしっかりと感じられる空間に仕上げるレイアウトです。
床全面が畳になるため、ご家族が床に座ってくつろぐ生活スタイルになじみやすく、ゆったりとした和の時間を過ごせます。
和の雰囲気を大切にしたい方や、畳ならではの心地よさを暮らしに取り入れたい方に向いています。
リビングの一部を和室にしたレイアウト
リビングの一部を畳、一部をフローリングにして組み合わせるレイアウトです。
畳エリアとフローリングエリアをゆるやかに分けることで、空間にメリハリが生まれます。
ソファやダイニングはフローリング、くつろぐスペースは畳というように、用途に応じてエリアを使い分けられるのが特徴です。
小上がりにするレイアウト
畳エリアに段差をつけて一段高くする「小上がり」のレイアウトです。
床に段差を設けることで空間にメリハリが生まれ、リビングの一角をゆるやかに区切ったスペースとして使いやすくなります。
また、小上がり部分の床下を収納として利用できるため、限られたスペースでも収納量を確保しやすい点が特徴です。
段差に腰掛けられるため、ちょっとした腰掛けスペースとしても活用できます。
和室のリビングをおしゃれに見せる方法は、以下の記事も参考にしてください。
〈関連ページ〉スタイリッシュな和モダンリビング実例|古臭く見せないリフォーム・リノベーションのポイント
和室のリビングをおしゃれな空間へリフォームした事例

ここでは、とちぎリフォームが手がけた、和の趣を活かしながら今の暮らしに合う空間へリフォームした事例を紹介します。
梁や建具を活かして和室のリビングを上質な空間に整えた事例
築120年の農家住宅をリノベーションした事例です。
畳敷きの和室リビングを残しつつ、隣接するダイニング・キッチンとゆるやかにつなげ、開放感のある空間に仕上げました。

既存の和室天井に使われていた屋久杉の銘木材はリメイクして再使用し、梁や柱も活かすことで、和の趣を大切にしています。
また、照明や採光を工夫した落ち着いた空間は、古い住まいの良さを引き継ぎながら、現代の暮らしにも調和する仕上がりです。

〈関連ページ〉120年の農家住宅を、暖かく生活が豊かな住まいへ
銘木や和の調度を活かして重厚な和の空間に再生した事例
今では手に入らない梁や柱を活かして、思い出深い住まいを和モダンにリノベーションした事例です。
畳の居間を中心に、障子の引き戸や和箪笥などの和の要素を活かしながら、断熱性や使い勝手を高めました。

木目の天井や和の建具に、ダウンライトを組み合わせた照明計画で、重厚さの中にも今の暮らしに合う快適さを取り入れています。
古き良き和の空間を残しつつ、暖かく暮らしやすい住まいへと生まれ変わった事例です。

〈関連ページ〉今では手に入らないような梁や柱 思い出深い我が家を 便利に暖かくリノベーション
とちぎリフォームには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
まとめ
「和室のリビングをおしゃれにしたい」とお考えの方に向けて、古く見える原因やおしゃれに見せるリフォームのポイントなどをご紹介してきました。
和室のリビングは、畳や建具、照明の選び方によって空間の印象が大きく変わります。
一方で、色味や素材感に統一感がない場合は、「古い」「実家っぽい」と感じられるケースもあります。
和室のリビングは、和の落ち着きとリビングの使いやすさを両立しやすいことが魅力です。
「古い和室をモダンに仕上げたい」「和室のリビングをおしゃれにまとめたい」という方は、今回紹介したポイントを参考にしてみてください。
「和の風情を活かしながら、おしゃれな和室のリビングへ変えたい」とお考えの方は、とちぎリフォームへお気軽にご相談ください。
お住まいの状況やご希望に合わせて、和室の魅力を活かしたリフォーム・リノベーションをご提案いたします。