2026年にリノベーションを予定していて、「補助金について一覧などでわかりやすく情報を把握したい」とお考えの方へ。

リノベーションの費用負担を軽くするには、事前に申請できる補助金制度について把握しておくことが重要です。

今回は栃木市や周辺市町村で多くのリノベーションを手がけてきた『とちぎリフォーム』が、2025年のリノベーションで使える補助金一覧をご紹介します。

リノベーションで補助金を申請する際の注意点も解説するので、ぜひ最後までごらんください。

※補助金の詳細が確定するのは,

2026年3〜4月頃です。

当記事は現時点で政府から公表されている最新情報をもとに作成しており、補助金の詳細が確定するまで情報を更新していきます。

栃木市や周辺市町村で「補助金を活用してリノベーションしたい」とお考えの方は、とちぎリフォームへご相談ください。

とちぎリフォームは、各種補助金の申請に対応しています。

【2026年】リノベ補助金一覧｜継続の窓リノベ補助金、新設のみらいエコ住宅2026事業など

2026年のリノベーション補助金一覧は、以下のとおりです。

事業名 （補助額）	対象工事の例
先進的窓リノベ2026事業 （最大100万円/戸）	高断熱窓の設置
みらいエコ住宅2026事業 （最大100万円/戸）	【必須工事】 以下2つの工事を組み合わせ ・開口部、外壁、屋根・天井or床の断熱性向上 ・エコ住宅設備の設置 【付帯工事】 必須工事に組み合わせ可能 ・子育て対応工事 ・バリアフリー化　など
給湯省エネ2025事業 （10〜17万円/台）	以下の高効率給湯器の設置 ・エコキュート ・ハイブリッド給湯器 ・エネファーム
賃貸集合給湯省エネ2026事業 （5〜10万円/台）	従来型給湯器から以下の給湯器に取り替え ・エコジョーズ ・エコフィール
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 （断熱性向上：最大100万円など）	・高性能建材を使用した断熱 性向上（ガラス・窓・断熱材・玄関ドア） ・蓄電システムの設置 ・蓄熱設備の設置 ・熱交換型換気設備等の導入 ・EV充電設備の設置
介護保険による住宅改修の補助 （上限14〜18万円）	・手すりの設置 ・段差の解消 ・引き戸への変更　など
自治体の補助金 （自治体による）	自治体による

〈参照〉
・国土交通省ウェブサイト『みらいエコ住宅2026事業について』＞みらいエコ住宅2026事業の概要資料はこちら
・国土交通省ウェブサイト『みらいエコ住宅2026事業について』＞３省連携で行う事業の概要はこちら
・国土交通省ウェブサイト『住宅リフォームの支援制度』
・厚生労働省ホームページ『福祉用具・住宅改修』＞介護保険における福祉用具、住宅改修「介護保険制度における住宅改修の概要」

申請条件の詳細は上記のほかにもあり、現時点では未定です。（詳細が確定するのは、2026年3〜4月頃です）

ただし、補助金には予算があり、申請額が予算に達した時点で申請受付が終了となるため、2026年に補助金を活用したリノベーションを検討中の方は、早めの準備をおすすめします。

上記の一覧表ではお伝えしきれなかった「補助金概要・申請時の注意点」なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

先進的窓リノベ2026事業【環境省】

先進的窓リノベ事業は実施期間が2023〜2025年とされていたため「なくなる」という噂がありましたが、2025年11月21日に継続実施が閣議決定されました。

〈参照〉国土交通省ウェブサイト『みらいエコ住宅2026事業について』＞みらいエコ住宅2026事業の詳細な制度の内容はこちら

みらいエコ住宅2026事業と同様に2025年11月28日以降に実施された対象工事は、補助金申請の対象となります。

〈参照〉国土交通省ウェブサイト『みらいエコ住宅2026事業について』＞３省連携で行う事業の概要はこちら

2025年までの先進的窓リノベ事業は玄関ドアの断熱性向上も申請対象でしたが、先進的窓リノベ2026事業の資料に玄関ドアに関する記述がないため、2026年は対象とならない可能性があります。

リノベーションに玄関ドアの断熱性向上を含める場合は、「みらいエコ住宅2026事業」or「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」を検討しましょう。

みらいエコ住宅2026事業

「みらいエコ住宅2026事業」は、2050年までにCO2の排出について実質ゼロを目指すカーボンニュートラルの実現に向けて、既存住宅の省エネ改修などを支援します。

2025年11月28日以降に実施された対象工事は補助金を申請可能ですので、補助金の申請条件に該当するリノベーションを実施した場合には、リノベーションを依頼した施工業者へ以下をご確認ください。

• リノベーションを依頼した施工業者が、補助金事業に登録をしているか
• 使用建材が、みらいエコ住宅2026事業の申請対象に該当するか

これからリノベーションプランを組み立てる場合には、なるべく短期間で補助金申請ができる準備を、施工業者へ依頼しましょう。

〈参照〉国土交通省ウェブサイト『みらいエコ住宅2026事業について』＞みらいエコ住宅2026事業の概要資料はこちら

給湯省エネ2026事業

給湯省エネ2026事業も、上記の補助金と同様に、2025年11月28日以降に実施された対象工事は、補助金申請の対象となります。

給湯省エネ2025事業では、上記一覧表で紹介した補助額に加算（性能加算・撤去加算）が可能だったため、給湯省エネ2026事業でも加算を期待できることを、念頭に置いておきましょう。

• 性能加算：「インターネット接続可能」など、より高性能の製品を設置する場合の加算
• 撤去加算：補助対象の給湯器設置にあたって、指定の給湯器を撤去する場合の加算

〈参照〉国土交通省ウェブサイト『みらいエコ住宅2026事業について』＞３省連携で行う事業の概要はこちら

賃貸集合給湯省エネ2026事業

賃貸集合給湯省エネ2026事業も、上記の補助金と同様に、2025年11月28日以降に実施された対象工事は、補助金申請の対象となります。

「従来型給湯器から補助対象製品に取り替えをする場合のみ申請できる」という点にご注意ください。

〈参照〉国土交通省ウェブサイト『みらいエコ住宅2026事業について』＞３省連携で行う事業の概要はこちら

• 申請可能：従来のガス給湯器→エコジョーズ
• 申請可能：従来の石油給湯器→エコフィール
• 申請不可：エコジョーズ・エコフィール→エコジョーズ・エコフィール
• 申請不可：エコキュート→エコジョーズ・エコフィール

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」は、一定の省エネ効果を期待できる高性能建材を利用するリフォームを支援しています。

補助金の対象工事が「こどもエコ住宅2026事業」「先進的窓リノベ2026事業」と重複するため、最適な選択は、施工業者へ相談しましょう。

【例】

• 既存住宅における断熱リフォーム支援事業が向いているケース：広い範囲（家全体・居間全体）で断熱性・省エネ性向上リノベーションをする
• 「こどもエコ住宅2026事業」「先進的窓リノベ2026事業」が向いているケース：一部分の窓などを交換する

〈参照〉国土交通省｜住宅リフォームの支援制度「既存住宅における断熱リフォーム支援事業（環境省）」

栃木市や周辺市町村で2026年に補助金を活用したリノベーションを検討中の方は、とちぎリフォームへご相談ください。

補助金活用に関する疑問・不安を解消しながら、理想の住まいを実現するリノベーションプランを提案いたします。

介護保険による住宅改修の補助

「介護保険による住宅改修の補助」は、正確には補助金ではなく社会保険制度の一部です。

そのため補助金のような予算はなく、補助条件に該当している方が正しく手続きをすることで、必ず受け取れます。

補助額の上限は20万円ですが、ご自身の介護保険の負担割合によって受け取れる額が14〜18万円となります。

〈参照〉厚生労働省ホームページ『福祉用具・住宅改修』＞介護保険における福祉用具、住宅改修「介護保険制度における住宅改修の概要」¥

介護保険による住宅改修の補助を申請するためには、リノベーションプランを検討する段階でケアマネージャーへの相談が必要という点にご注意ください。

各自治体の補助金

国だけではなく、各自治体でもリノベーション時に活用できる補助金を実施しています。

補助金の実施内容は自治体によって違うため、自治体のホームページなどで情報を確認しましょう。

【例：栃木市のリノベーション補助金】

• 栃木市結婚新生活支援補助金
• とちぎで暮らそIJU支援補助金
• 木造住宅の耐震化支援制度　など

〈参照〉栃木市『住宅支援・マイホーム』

※補助金の実施状況は、年度によって変動するため、リノベーション時の最新情報をご確認ください。

栃木県の住宅リフォーム補助金一覧を、こちらの記事でご紹介しています。

〈関連ページ〉栃木県の住宅リフォーム補助金一覧｜対象工事や宇都宮市など主要市の内容も紹介

栃木市や周辺市町村で「補助金を活用してリノベーションしたい」とお考えの方は、『とちぎリフォーム』へご相談ください。

ご要望を丁寧にヒアリングし、ご家族に合う最適なプランを提案いたします。

リノベ補助金を申請する際の注意点

リノベーションで補助金を申請する際の注意点は、以下のとおりです。

• 申請期限前に募集が締め切られる場合がある
• 補助金の併用が難しい可能性がある
• 補助金の支払いは後払いが基本となる
• 施工業者が補助金の申請に不慣れなケースがある

補助金申請を円滑に進めるためにも、それぞれのポイントをチェックしましょう。

申請期限前に募集が締め切られる場合がある

リノベーションで使える補助金は、申請期限前に募集が締め切られる場合があるので注意が必要です。

制度によっても異なりますが、申請額が予算上限に達すると申し込みを締め切るケースが多く、申請を検討しているようであれば、なるべく早めに手続きすることをおすすめします。

また、公式サイトに申請額の状況を随時更新している補助金もあるため、こまめに確認しましょう。

補助金の併用が難しい可能性がある

リノベーションで補助金を申請する際は、複数の補助金の併用が難しい可能性があります。

具体的には、同一の工事に複数の補助金を利用したり、国の補助金と国庫が資金源の自治体の補助金を使ったりするのは難しいのが一般的です。

補助金の内容について調べる場合は、申請要件や期限とあわせて、併用できない条件もチェックしましょう。

補助金の支払いは後払いが基本となる

リノベーションで補助金を申請する場合、補助金の支払いは後払いが基本となります。

つまり、工事費用は一旦自己資金でまかなう必要があり、後払いを踏まえたうえで資金計画を立てることが重要です。

なお、補助金の振り込みのタイミングは工事完了後から2〜4ヶ月が目安とされているので、振り込みまでの生活費なども含めて費用のシミュレーションをしましょう。

施工業者が補助金の申請に不慣れなケースがある

補助金への申請実績が少なく、手続きに不慣れな施工業者もいるため、あらかじめ実績をチェックしましょう。

補助金申請に不慣れな施工業者に依頼すると、手続きのミスなどで補助金が振り込まれるまでに時間がかかる場合があります。

また、そもそも施工業者が希望する補助金の申請に対応していない可能性もあるので、問い合わせ時には補助金の申請対応も確認しておくとスムーズです。

下野市で住宅リフォームに活用できる補助金・減税制度を、こちらの記事でご紹介しています。

〈関連ページ〉下野市で住宅リフォームに活用できる補助金・減税制度｜申請方法、事例も紹介

リノベ補助金に関するQ＆A

最後に、とちぎリフォームが、リノベーションの補助金に関するよくある質問を解説します。

Q.リノベ補助金はいつからいつまで募集している？

A.リノベーション補助金の正確な申請募集期間は2026年3〜4月月初頃に公表されるため、現時点では過去の実施状況が参考になります。

• 2026年4月初旬頃〜申請募集を開始
• 2026年11月初旬頃までに着工が必要
• 2026年12月31日までに工事を完了し、交付申請が必要

〈参考〉住宅省エネ2025キャンペーン『リフォーム』補助金の申請等の手続きの流れ（例）

補助金の申請額が予算上限に達すると期限前に募集を締め切るため、早めに施工業者を決めたうえで、補助金申請に向けて準備を開始することをおすすめします。

栃木市や周辺市町村で「補助金を活用してリノベーションしたい」とお考えの方は、とちぎリフォームへご相談ください。

とちぎリフォームは、各種補助金の申請に対応しています。

Q.内窓（二重窓）は補助金の対象になる？

A.断熱性向上を目的として内窓（二重窓）を設置する場合、リノベーションの補助金対象になるケースがあります。

具体的には、2026年に内窓（二重窓）のリノベーションをする際は、「先進的窓リノベ2026事業」「みらいエコ住宅2026事業」「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」のほか、自治体の補助金も活用できる可能性があります。

Q.DIYでも補助金はもらえる？

A.DIYでのリノベーションは、国が実施する補助金の対象外です。

自治体によってはDIYでのリノベーションに活用できる補助金事業を実施しているケースがあるため、お住いの自治体の補助金情報を確認しましょう。

Q.補助金を受け取ったら確定申告が必要？

A.補助金は「一時所得」に該当し、受け取ったら確定申告が必要な場合があります。

具体的には、受け取った補助金の合計額が50万円を超えるケースでは、確定申告が原則必要です。

まとめ

2026年に実施するリノベーションに活用できる補助金として、「みらいエコ住宅2026事業」や「先進的窓リノベ2026事業」などをご紹介しました。

補助金の申請額が予算上限に達すると期限前に募集が終了する場合もあるので、なるべく早めに申請しましょう。

今回ご紹介した内容を、リノベーションで補助金の活用を検討する際の参考にしていただけると幸いです。