とちぎリフォーム

息子が作ってくれた最高の花道

  • フルリノベージョン
  • 801万円〜

INTERVIEW

  • 栃木県栃木市 M様邸
  • フルリノベージョン
  • 5ヶ月

リノベーションは、まさに新しい人生の始まり

こちらは以前、老舗の人形・おもちゃ店だったそうですね。
奥様:はい。主人は四代目。明治創業、100年余り続く人形屋でした。雛人形や皐月人形などを主に扱っていました。

そうですか。街の歴史を創ってきた大きな存在だったかと思います。
閉店される時は、大変な覚悟があったのではないでしょうか。

ご主人:そうですね。それはもう色々悩みました。自分が代々受け継いで来た店を閉めていいものか。もう少し頑張れるのではないかと。とは言え、年齢的なものもあり、体力への不安は常にありました。

そんな中、閉店に踏み切ったきっかけは何でしたか。
ご主人:息子の想いですね。人形屋を守ることも大事だけれど、「1日でも長く、元気に生きていてほしい」と言ってくれたのです。その言葉が私の背中を押してくれました。

そしてそれが、今回のリノベーションにつながったと。
ご主人:はい、新しく生まれ変わった家で、快適にゆったりと過ごしてほしいと息子が提案してくれたのです。本当に嬉しかった。ただ店を閉めるだけじゃない、新しい暮らしを始めるんだと気持ちがパッと明るくなりました。最後に、最高の花道を用意してくれたんです。全てが報われたと思いました。

長年刻んできた、
歴史と思い出を大切に

蔵独特の立派な梁や土間、趣がありますね。
奥様:はい、古き良き時代の面影を上手く残せたかと思います。住居でありながらも「見世蔵」を残しているのは、ここ栃木市の「蔵の街」としての街づくりに貢献できればいいなと思ったからです。

店を支え、歴史を刻んできた柱と梁。なかなか出会うことのない経年美。

営業こそしておりませんが、表の「やまとや」の看板や漆喰の壁もきれいに塗り直しました。通りに面したかつての店の入り口には、ウインドウを設けて人形を飾ったりもしています。

  • 代々受け継がれてきた店の看板。化粧を施し生まれ変わりました。

  • 歴史と風格を感じる鬼瓦。

歴史ある街並みに溶け込みながら、街と関わる。自然と人が集まるコミュニテイにもなりそうですね。
奥様:そうなんですよ。家を新しくしてから、本当にたくさんの友人、知人が訪れてくれて。にぎやかで楽しいです。土間に友人達の絵や詩を飾ったりして、喜ばれていますよ。
ご主人:店は閉店しても、街や人との繋がりは、そのまま受け継ぐことができたなと思っています。そこが本当にありがたいですね。

想像もしていなかったアイディアあふれるプラン

インテリアも色々こだわりがありますね。照明や造作家具、壁のあしらいも面白いですね。これはお二人のご趣味ですか?
奥様:いえいえ全部、担当の飯田さんのアイディアです。私たちには思いつかないようなことばかりで、驚きの連続でした!例えば、このキッチンの色とかね。最初は少し派手かななんて思ったのですが・・・

  • 間接照明で包まれたリビングは癒しの空間

  • 洗練された洗面・浴室。広さを確保して導線をスムーズに。

とてもいいアクセントになっていますね。これだけ立派な柱、梁があると重厚な雰囲気になりますが、モダンな印象になりますね。空間が明るくなるというか。
奥様:そうですね。暗くて寒いキッチンに慣れていた私には本当に明るくて快適です。みんなの顔を見ながら料理できますし。孫が遊びに来て、ダイニングテーブルにみんなが集まる時間はにぎやかで楽しいですね。このブラインドもキッチンの色に合わせてコーディネートしていただきました。カーテンしか頭になかったけど、こんな風に素敵になるんだ!と新鮮でした。照明にも遊びがあるでしょう。ちょっと特別な「おもてなし」の雰囲気が生まれますね。
ご主人:お風呂もそうだよね。あんなブルー、考えてなかったからね。今までシンプルがいいって思い込んでいたけど、色があるのもいいですね。家が華やぎますね。

古くて新しい、和モダンなスタイル、いいですね。お二人が楽しんでいらっしゃるのが伝わってきます。

    住みやすさにこだわった細やかな心遣い

  • 家族の様子を見渡せる対面キッチン

  • 大容量のパントリー

他に、お気に入りのところはありますか?
奥様:キッチンの隣の収納(パントリー)はとても使い勝手がいいですね。
食器に限らず、色々収納しています。私は旅行も写真も好きなのでアルバムがたくさんあるのですが、棚をうまく活用して整理しています。取り出しやすいし、物が迷子になることもなくなりましたよ。

  • 2階の寝室は広々とした畳の部屋。
    絵画や人形など、大切に飾られています。

  • 創業時から代々受け継がれてきた掛け軸を披露。

ご主人:仏間も作ってよかったですね。代々受け継いできた大切なものをまとめています。先代の写真や、創業当時の掛け軸などもきちんと飾ることができますね。こういう場所があると、常に大切な思い出は忘れないし、孫が遊びにきた時なんかに自然と話すことができていいなと思っています。
奥様:今後のことも考えて、土間部分以外はすべてバリアフリーです。部屋の仕切りは引き戸にしました。ずっと快適に過ごすためには大切なことですよね。こういう気遣いを忘れずに形にしてくれたことに、担当してくれた飯田さんの思いやりと誠意を感じています。

「1日でも長く、元気に生きていてほしい」息子さんの想いをそのまま形にしたリノベーション。人とのつながりや温かみを感じる素敵な住まいでした。思い出を携えながら住まうという、リノベーションならではの暮らしに心温まりました。 仲の良いお二人、いつまでもお元気で。