
開放感のあるリビングダイニング。用途に合わせて引き戸で仕切ることも可能。
みんなが集えるリビングを。5年越しの想い
リフォームのきっかけは?
奥様:とにかく、リビングをなんとかしたかったんです。キッチン、リビング、応接間と壁でしっかり分断されていました。真ん中のリビングは、光も入らず一番暗くて狭かったです。本当は「家族団欒」みんなが集うのがリビングなのに、居心地が悪いなんてと残念に思っていました。そこで、何気なくとちぎリフォームさんをのぞいてみて…
今のこの開放的なリビングからは想像がつきませんが…そこからリフォームが始まった?
奥様:いえ、その時はプランもご提案いただいたのですが踏み切れなくて。結局、決断したのはそれから5年後です。
なかなか踏み切れなかった理由は何ですか?
奥様:やっぱり、おじいちゃんが建てた家にみんな思い入れがあって。手を入れるのに戸惑っていたのです。家を新しくすると、そういう思い出が消えちゃうのではないかって。でも、おじいちゃんが亡くなって、おばあちゃんも高齢になり、みんながもっと快適に暮らすことを改めて考えた時、思い切ってリフォームしようと決めました。リフォームを選んだのは、暮らしてきた家を壊す、建て替えるということではなくて、おじいちゃんとの思い出を残しながら住むことができるんだというところが大きかったですね。
思い出とともに暮らす
あたたかさ
特徴的な格天井は、以前からあったものですか?
奥様:そうです。おじいちゃんのこだわりと面影。実はお仏壇の中も格天井です。

祖父様との思い出が詰まった格天井
それはすごい。うまくマッチしていますが、こういった施工はなかなか大変なのではないですか?
担当:そうですね。正直、ひと手間、ふた手間加えなければいけません。それでもやる意味はあります。失くしてしまった思い出って、戻りませんからね。
なるほど。そういった工夫は色々ありそうですね。
奥様:神棚もそうですね。あと、マントルピースも残しました。今はTV置いてますけど。(笑)周りの収納も以前あった戸棚の扉を利用したりして、活かせるものは上手く再利用しています。新しくなっても、どこか懐かしくてなじみがいいのは、そんなところにあるのかもしれません。
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造作の棚にすっきりと納まる神棚。
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思い出の詰まったマントルピースも、インテリアの一部に。
お気に入りがどんどん増えていく
新しいリビングはいかがですか?
奥様:満足しています!明るいし、キッチンにいても家族の様子が見渡せますし。窓の外の風景まで楽しめます。

家族を見渡せるキッチンからの眺め。春は窓外の桜を楽しめるそう。6月は庭を蛍が舞う。
一間つづきで、解放感がありますね。
奥様:気持ちがいいと、人って自然に集まるものですね。応接間だった窓際のスペースは色々使えてとても便利です。孫たちが遊んだり、よくゴロゴロしています。無垢の床も気持ちいいみたいです。家具を移動して、アウトドアリビング風に使ってキャンプごっこも楽しんでました。
担当:そういうのが、嬉しいですね。お孫さんが来ることが増えたなんて聞くと本当に良かったなと思います。
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キッチンに立つ奥様の楽しみ。お気に入りをディスプレイ。
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リビングの趣ある薪ストーブ。
炎を囲めば家族との会話も弾みそう。
暮らしを楽しまれている感じが、いいですね。他に、お気に入りのところはありますか?
奥様:私は、やっぱりキッチンですね。
水廻りがまとまっていて動線が良いですし、自分なりにちょっとした遊びも加えてあって。キッチンに立つのが楽しいです。
どんな工夫が?
奥様:飾り棚のクロスをちょっとこだわっているだけなんですけど。そこにお気に入りのものを並べて楽しんでます。あと、暮らしてみて、「これよかったな」と実感したのは収納かな。パントリーは可動式の棚で使いやすいです。小さなスペースも無駄なく収納にしたりして、片付けがラクになりましたね。
薪ストーブはご主人のこだわりですか?インテリアとしても素敵ですね。
奥様:そうですね…庭の木を切ったので薪ができたというのもありますが。どこに設置するかは結構悩みました。あたたかさを優先するべきか、インテリアとしていつも目につくところにするか。結果、みんなの集まるリビングにしました。寒くなってきたら、炎を囲んで話したりするのが楽しみです。
これから、このお住まいでやってみたいことなどありますか?
奥様:ガーデンニング、最近できていないのでやりたいですね。庭を整えて、景色を眺めながら、料理したり、お茶をしたりなんていいですね。
さらに人が集まりそうですね!
好きなものに囲まれた暮らし、これからも楽しんでください!