今後の生活を考え、ご夫婦の生活スペースを2階から1階へ移動したいというご要望に応えたリモデル事例。現在の生活習慣を考えつつ、ご夫婦の好きな地元栃木の文化や伝統工芸を活かした美しい空間作りをしました。美しい漆喰塗りの天井と壁、石こうを削り出したモール廻り縁、組子の間接照明やウッドデッキの手すり、ミガキを施した大判タイル、麻の葉柄のモザイクタイルなど、伝統工芸の美しいデザインと共に暮らす日常を送れる空間になりました。江戸時代から伝わる鹿沼組子や艶のある細かな木目の美しい日光杉、ご夫婦で大切にしている益子焼。地元で愛され長く伝わる職人技の美しさは、クラシックな趣きがありながらどこかモダンな雰囲気でもあり、空間を豊かなものにします。自然光や間接照明の光が室内外全体に連続する装飾を照らし、光と影が流れるように繋がります。