夏本番となってきましたね!
外部の工事が日に日に厳しさを増してくるこの頃です。屋根の上に登ると、屋根で目玉焼きが出来るのでは!?
と思うくらい、暑いです・・・そのような中、なぜか例年より外部工事を多く担当している大塚がお伝えします。
住宅の主だった外部工事は塗装工事が上げられますが、今回は一風変わって、蔵の外部工事をご紹介です。
明治時代に建てられた蔵であるため、壊すのは忍びない、ということで外部周りを工事しました。
離れてみる分にはとても立派な蔵ですが。
大棟は瓦が落ち、面戸もところどころ落ちています。
完全に瓦が落ち、なんとそこから植物が顔を出しています。
内部の土壁もはがれているのが確認できます。
古き良きものは時代を越え、残るものがありますが、手を加えることでより一層、長持ちします。
日本の建築物は特にそう。
逆にいえば、手を加えずにいると上の写真のように屋根が落ちたり、
壁がはがれたりもしてしまいます。
「古き良きもの」は「きちんと手を加えて、残さなければいけない」のです。
建物の雰囲気を残しつつ、屋根瓦を交換し、驚くほどきれいに整えられました。
縦、横、ななめ。どこから見ても一直線に並び、美しく光り輝いています。
外壁は金属系に・木製の扉は塗装にて化粧&保護。
すっかりおすまし顔の美しい蔵がよみがえりました。
こうして手を加えながら、繋いでいくことのお手伝いができることが、
私たちのよろこびでもあります。
古き良きものを、いつまでも繋いでいっていただきたいですね。